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【海外の反応】ジブリとディズニーの「悪役」はここが根本的に違う

【海外の反応】ジブリとディズニーの「悪役」はここが根本的に違う

スタジオジブリとディズニー、どちらも世界中で愛されるアニメーションの巨人ですが、「悪役の作り方」という切り口で比べると、両者の物語観の違いが浮き彫りになります。この動画を投稿したチャンネル「Miguel Munuera」は、スカーやガストンといったディズニーの古典的悪役から、エボシ御前やカオナシといったジブリの敵役まで幅広く取り上げ、その背後にある道徳観・正義・救済のあり方を掘り下げています。公開から約1年が経った現在も120万回近くの再生数を維持しており、英語圏を中心に根強い関心が続いています。

『もののけ姫』はかつてアメリカへの輸出においても一悶着ありました。米国で配給を担ったミラマックスは、他の作品では大幅なカット編集を行うことで知られていましたが、『もののけ姫』については上映時間の短縮を求める声もあったものの最終的にはオリジナルを尊重する形で公開されています。善悪がはっきりしないジブリ作品の構造は、当時の海外配給会社にとっても扱いにくいものだったのかもしれません。

そうした背景もあってか、この動画のコメント欄にはジブリ作品の「悪役」を真剣に考察する声が多数集まりました。「ジブリは悪役がいなくても物語が成立することを知っている」「エボシ御前はこの物語の主役ではないだけで、彼女もまた英雄だ」といった鋭い読み解きから、構造的な違いを言語化しようとするコメントまで、幅広い反応が寄せられました。その一部をご紹介します。

チャンネル: Miguel Munuera / 再生数: 1,188,207回

海外の反応

ジブリとディズニーの「悪役」の本質的な違い

ディズニーの悪役はエンタメとして面白いけど、
やっぱりちょっとアニメ的・記号的なんだよね。
ジブリの悪役はより人間らしくて複雑で興味深い。

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もともとアメリカの会社はジブリ映画の輸入に乗り気じゃなかったらしい。
特に『もののけ姫』は「悪」がはっきりしないから、
という理由で。

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最近のディズニーはジブリ風の敵役を作ろうとしてるけど、
そのどこが特別なのかを全然わかってない。

👍 888

ジブリの悪役の正体は、人間の本性の中にある「偏見・恐怖・憎しみ」で相手を見てしまう部分そのもの。
ディズニーが子どもたちに敵役へ向けさせたいのも、
まさにその感情なんだよね。

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違いは「悪」より「悪役の立ち位置」にあると思う。
ジブリは「個人vs社会」の構図が多い(もののけ姫でいうと、帝・タタラ場・自然どれも社会の延長として動いている)。
一方ディズニーは「個人vs個人」で、
社会は悪に支配される側であって悪の根源ではない。
ジブリでは社会が個人の人間性を奪うとき悪が生まれ、
ディズニーでは個人が社会の人間性を奪うとき悪が生まれる。

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面白い考察だけど、『天空の城ラピュタ』のムスカも忘れないでほしい。
ジブリで唯一「救済されない悪役」で、
宮崎駿が最も嫌う軍国主義と帝国主義の体現者。
ラピュタの兵器で地球を支配しようとしたが、
シータとパズーが滅びの言葉で阻止し、自滅した。

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ディズニーの悪役はそれはそれで楽しくて印象的だけど、
ジブリの悪役には何か特別なものがある。
多面的で複雑な動機や価値観を持っていて、
だから千と千尋やもののけ姫みたいにファンタジーな舞台でも世界がリアルに感じられるんだよね。

👍 130

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ジブリが好きな理由のひとつは、
「悪役がいなくても物語は成立する」と理解しているところ。
『魔女の宅急便』に主人公を妨害する黒幕はいないし、
『となりのトトロ』も『思い出のマーニー』も『おもひでぽろぽろ』も中心的な敵役はいない。
ただ日常を生き抜くこと、それ自体が一番リアルな葛藤として描かれている。

👍 18

エボシ御前が優れた敵役な理由は、
彼女もまた「英雄」だから。
ただしこの物語の主役ではないというだけで。

👍 2

物語の教訓・メッセージへの共感と考察

いいまとめ方だな。
ジブリの敵役が教えるのは「共感」、
古典的ディズニーの敵役が教えるのは「勇気」か。

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トールキンかC・S・ルイスの言葉だったと思うけど、
「おとぎ話が子どもに伝えるのは『ドラゴンは存在する』ということではなく、『ドラゴンは倒せる』ということだ」って言葉が好き。

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ジブリが描くのは単なる「成長」じゃなくて、
多くを要求してくるのにほとんど何も説明してくれない世界を、
感情的に生き延びることだと思う。
子どもを見くびらず、ラストの教訓ではなく心で感じ・考えることに誘う。
『星の王子さま』の「大切なものは目には見えない」という言葉を思い出した。

👍 93

『痛みを抱えた人がいる、理解して、優しくしよう』って本当に大切な教えだよね。

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良くなろうとしない、善に価値を見出せないほど自己中心的な人もいる一方、
善くあろうとして傷つき、裏切られ、
怖くなってしまった人もいる。
後者は親切にしてもらえれば変われる。
どちらのアプローチも現実的だと思う。

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カオナシがいい例で、あれは外見のせいで湯屋に入れてもらえなかった孤独な存在。
ジブリの悪役はそういう複雑さがある。
チヒロが見抜いたのは、ただ友達が欲しかっただけだってこと。

👍 93

考えさせられる動画だし締めくくり方も好き。
ただ「悪は誤解されているだけ」という主張は、
現実に存在する本物の悪意を軽視しかねないのが気になる。
弱者を狙う加害者は実際にいるわけで。

👍 84

「悪への適切な応答は罰ではなく思いやりだ。その行動が許容できるからではなく、根源を理解することだけが繰り返しを防ぐ唯一の方法だから」——これは本当に美しい言葉。

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ディズニーは悪役をわかりやすく描くから、
現実の悪人を見抜けなくなる。
現実の悪人は選挙で票を集める政治家だったり、
投資家が金を預けるCEOだったりする。
支持者はそれに気づいていない。

👍 156

ジブリの視点には、日本が第二次大戦後に抱えてきた世代的なトラウマも関係している。
宮崎駿は子供の頃、大人たちが日本の侵略で犯した残虐行為を自慢するのを聞いて衝撃を受けたと語っている。

👍 69

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最近は「誤解された悪役」を安易に使いすぎて食傷気味になってる。
ジブリが元祖でうまくやったのはわかるけど、
今やその概念は薄まって「今回はどんな言い訳で悪事を正当化するの?」みたいなゲームになってしまった。
ただ暴れたい愉快な悪役が懐かしい。

👍 6

両スタジオを対比・両立させる視点

「ディズニーはダメでジブリは最高」みたいな単純な動画じゃなくてよかった。

👍 5214

ディズニーもジブリも両方ある世界に生まれてよかった。
ズーコについても本当にそう思う。
ATLAが愛される理由は両方のアプローチを取り入れてバランスを取っているからだよね。

👍 1879

90年代半ば、親がたまたまテレビで『となりのトトロ』を見つけてくれたおかげでジブリとディズニー両方を観て育てた。
ジブリが教える価値観はディズニーより深いと思うし、
すべての子供に両方観てほしい。

👍 79

ジブリの悪役はより複雑でリアルで大人向けだと思う。
でもディズニーの傑作も子供の頃も親になってからも心から楽しんだ。
どちらかを選ぶ必要はない。
情熱と創造性があれば、どんなアプローチも機能するんだよ。

👍 92

個別の作品・キャラクターへの言及と分析

ジブリは食べ物の描写も上手いよね。
みんなが絶賛する例を二つ挙げると、
『ハウルの動く城』のベーコンエッグとパン、
それから『千と千尋の神隠し』でカオナシに振る舞われる料理。

👍 2

まとめ

「ジブリで唯一『救済されない悪役』で、宮崎駿が最も嫌う軍国主義と帝国主義の体現者」という声がありましたが、ムスカ・ロマノフの出自について補足すると、彼はラピュタ王家の末裔という設定で、本名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。「ムスカ」は偽名です。ジブリ作品の中で確かに珍しい「純粋な支配欲」を持つ悪役ですが、宮崎駿が公式にそう発言したかどうかは確認できていません。ラピュタが自滅したのは「バルス(滅びの言葉)」によるもので、これは日本語でも長くネットミームとして定着していますね。

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出典: 元動画はこちら。コメントは抜粋・意訳を含みます。

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