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起立性調節障害の引きこもり・不登校の子供。 原因と治療法について

まず私の自己紹介をさせていただきます。

中学一年生の冬から起立調節障害という思春期特有の病気にかかりました。
朝起きれない・無理に起きると頭痛がする・下痢などの症状が毎日出るため学校に行かなくなり、中高一貫の学校だったためそのまま高校まで上がることはできたものの、高校二年生の夏まで半引きこもり高校中退しました。

それからアルバイトを始め、高卒認定試験(旧大倹)を取得し、4年間かけて中学校の勉強と大学受験の勉強を独学で行い、周りから2年遅れで大学入学。その後無事に大学卒業し、今は個人事業主としてWEB制作をメインに仕事をしています。

と、ざっくり簡単に自己紹介しましたが、高校中退。ここが自分の転機となるポイントだったと思っています。
こちらを見に来ていただいたということは、今現在お子様が引きこもり・不登校でいるお悩みがあるのではないでしょうか。

  • 普通の子と違うからどういう風に接すればわからない
  • 何を言っても響かない
  • 誰にも相談することができない

引きこもりだった過去、克服して大人になった今だから言えるアドバイスをさせていただきます。

引きこもりになる原因

お子様が引きこもりになった原因は、正直どうしようもありません。
なぜなら、ほんの些細なことからも引きこもりの原因となってしまうからです。

いじめ、朝起きるのが嫌、誰々が嫌、あの先生が嫌い、授業中お腹が鳴ってしまってそれ以降恥ずかしい。

本当に小さいことが引き金になり原因となっているのです。
思春期の子供というのは本当に敏感で、繊細なのです。

私の知っている起立性調節障害のお子様は、みんなとても繊細です。
もちろん私自身もかなり繊細だったと思います。

すごく優しい子だったり、他の子とちょっと違っていたり。

なので原因に関してはあまり気にかけないであげてください。
お子様自身からいつか話してくるのを待ってあげてください。

起立性調節障害が発症したらどうなる?

起立性調節障害は正直発症しても自覚がありません。
鬱病などに近いと思っているので、気分が落ち込んだり、下痢が続いたりというのが発症の初めだったと思います。

その後どんどんひどくなり、

  • 低血圧で朝起きれない
  • 無理に起きると頭痛がひどい
  • お腹にガスが溜まりやすい

などいろんな症状が毎日のように起こっていました。
ストレスもあったので、過敏性腸炎も同時に発症していました。

というよりおそらく、起立性調節障害の子供は過敏性腸炎も遅かれ早かれ発症してしまうでしょう。
この過敏性腸炎ストレスが原因なのですが便秘型・ガス型・下痢型とあります。

私の場合、ガスと下痢が同時にかかっていました。
たまに学校に行こうとすると、授業中静かな空間でガスが溜まりお腹がならないか常に心配でそれがストレスになり、下痢になる。

という泣きっ面に蜂状態でした。
これは正直26歳になった今でも完治はしていません。

ですが、発症しても大丈夫な仕事をしているか気になりません。
正直静かな映画館などに行くのは怖いですが…

と、まあ症状について書いていきましたが、仮病と思われても仕方ない症状が多いのです。
むしろ学校に行きたくない気持ちが仮病から始まり、本当に発症してしまったものもあります。

なので、もしお子様が病気ぽいといった場合、仮病と疑わずに心配してあげてください。

起立性調節障害の治療法は?

すぐに治る治療法というのはないと思います。さらに気をつけてあげて欲しいのは病院によっては、精神安定剤などを処方する病院もありますが、それは服用させないでください。

精神安定剤は、大人にはいいかもしれません。
ですが、まだ成長期の子供には劇薬だと思っています。

子供というのは、思い込みだけでも病気になるし、病気を治すこともできると私は思っています。
なので、できるだけ自然のもの自然の方法で直してあげるようにしてください。

時間はかかりますが、それが一番いい方法だと思います。

命令しない、怒らない、興味を持ってあげる

自分で言ってて何て面倒臭いんだ…と思います。ですが、これが重要なのです。
引きこもっている子というのは、全てのことに対して「無気力」で「興味」がなく「やる気」が持てないのです。私自身がそうでした。病気であったにしても、引きこもっていると世界がすごく狭くなるのです。

本を読むか、ゲームをするか、ネットの世界に入るか、それくらいしかすることがないでしょう。それらも好きだからやるわけでなく、やることがなく仕方なくやっていたという感じです。
そうなると人と話さないためコミュニケーション能力が衰え、人との接し方がわからなくなるのです。家族と話すにしても同様で話しかけても無視、一言返すだけ、目を合わせない、無表情になってしまうのです。
家族ですらこれですから外に出ればもっと顕著なものとなるでしょう。なので、普通の子とは違うのかもしれないません。

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私が当時嫌だったことは、「〜しなさい」「どうして〜できないのか」これらが特に嫌だったのが頭に残っています。親に言われた言葉じゃなく、ただの不登校児だと思っていた学校の先生に言われたものです。

これが引きこもっていることに関連する事以外でしたら問題ないのですが、引きこもっている事に関してこれを言われると、その子は「焦り・苛立ち・孤独感・無気力…etc」いろいろな感情が一気に湧いてきてしまいます。

そしてさらに反抗心が湧き、もっと深く内に閉じこもってしまうのです。

常に無気力であったにしても、この生活をどうにかしたいと時々思うことはありましたし、変われるなら変わりたいとも思っていました。ですが、自分ではどうすることもできないのです。
本当は人と話したいし、同世代の子達同様にみんなと遊びたいし恋愛もしたいのです。

ではどうすればいいのか。
それは、「命令しない」「怒らない」「興味を持つ」ことです。

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「命令しない」「怒らない」というのは、勉強のことや学校のことで引きこもりに対して強制しないのであって、もちろんしてはいけないことをしてしまったら怒らなければいけないです。

「興味を持つ」というのは、ただ普通に話し相手になってあげることです。親からも見捨てられてしまえばそれこそ本当に落ちていくばかりですから。
最初は無視や暴言を吐かれるかもしれません。それでも諦めないでください。いつかは心を開いてくれるはずです。

私が改善の方向へ向かっていったのは、両親がこれらのことをしてくれたからだったと思います。
母は朝仕事に出るまで何かと接してくれて世話を焼いてくれ、帰りも夕方早めに帰ってきて毎日美味しいご飯を作ってくれてました。父も仕事場が近くであったため、お昼は帰ってきて一緒にご飯を食べてくれたりしてました。

当時は、しつこいし、すごく関わってきて面倒だと思っていましたが、これらの行動をしてくれていなかったら、私は今でも実家の2階の6畳1間で引きこもっていたかもしれません。今になって思うことは、本当に感謝のみです。

学校行きなさい・勉強しなさいと言わず、ご飯を一緒に食べて他愛もない話を毎日するだけ。そして休みの日には、出かけたい時には一緒に外に出かけてあげる。これだけでいいのです。
そうすると、徐々に外の世界にも興味を持つようになり、少しずつ何かしらの目標が生まれてくるのです。

自分の場合は、ふとした時に「大学でリア充(リアルが充実した生活をおくれる人)になりたい。」と思い始め、目標ができたことでそこから変わり始めました。(何でこう思ったのかは謎ですが…本当にふとした時にでした。)

ずっと引きこもっていたので、今から学校にちゃんと通ってもみんなについていくのは無理だと自分でも理解していたので、自分のペースで一からやり直したいと思い、高校中退を決断しました。
退学届を出しに校長先生の部屋へ行き話したことは今でもなんとなく覚えています。

高校は中退します。ですが、ちゃんと目標を持って辞めます。高校を辞めて気持ちを切り替え、中学1年生からの勉強を始め、高卒認定試験で大学入学の資格を取り、大学へ行きます。」と。

この言葉を伝えると、校長先生は退学を認めてくれました。
それからコミュニーケーションを取るために飲食のアルバイトを始め、個別指導塾に通い始め、高卒認定試験を取り、2年遅れではありましたが大学合格し入学しました。

さて、これまでは引きこもりのお子様に対する理想的な接し方についてお伝えいたしました。次の章では、引きこもりからの脱出方法についてお伝えしていきたいと思います。

朝の太陽光を浴び、小さな目標をたくさん持つ

朝の太陽光を浴びる

sunshine

朝日を浴びるということは、体内時計をリセットさせるという意味でとても重要です。鬱患者の治療法として、日光を浴びさせるというものがあるそうです。朝日でなくても太陽光に近い、人工の光を当てるといったものもあるようです。
引きこもり・不登校というのは、子供の鬱病だと思っています。

我が家では犬(柴犬)を飼っていたので、朝無理矢理起こされ、10分〜30分ほど一緒に散歩するようにしていました。
(人に会うのは嫌だったので、朝日が昇る時間の朝6時ぐらい。)初めのうちはドラキュラ並みに朝日が苦手でしたが、少しずつ習慣がつき、それが当たり前の生活へとなっていました。
これがかなり効果的だったと自分では思っています。

その恩は今でも忘れません。

小さな目標をたくさん持つ

stepup

目標を持つということは、人生を過ごす中で必要なものだと思っています。
ですが、大きすぎるとそこに向かうまでに挫折してしまい、大きく道を外れてしまうこともあります。特に、引きこもった状態でいると、挫折する率がかなり高くなります。
だからこそ大きな目標を持った上で、その間に小さな目標を沢山設けることで、達成感を味わい、どんどん小さな目標を達成していくというのことが大事だと思います。

私の場合は、当時の大きな目標は「大学でリア充になる」だったので、それを達成する小さな必要な目標を沢山作りました。

  • 高校卒業資格を取る(高卒認定の取得)
  • コミュニケーション能力を身につける(アルバイトで接客をする)
  • 体力をつける(親の知り合いの方からテニスを教えてもらったり、一人で公園に行ってサッカーをしたり)
  • etc…

これらの目標を達成するために、またさらに小さな目標を設定するなどしていました。
ただこれを読んでお子様にこれをやりなさい。と伝えても、はい分かりましたと受け入れてくれるはずがありません。

命令しない、怒らない、興味を持ってあげるこれらを用いて少しずつ心を開かせてあげて、毎日太陽を浴び、小さな目標を持つように導くことで、お子様を引きこもりから脱却させることができるかもしれません。

どんなに無下にされて、面倒臭く、うざい対応をされても、それでもお子様にとって最後の信頼できる相手は親なんだと思います。
どうか見捨てないであげてください。

5年間の引きこもりから今の私

今現在私は、両親の元から離れ東京で一人でスターバックスで午前中は働き、WEB事業をメインに個人事業主として生計を立てています。
正直暮らしは楽ではありませんし、贅沢ができるほどの稼ぎはありません。

ですが後悔はありませんし、今の生活に満足しています。
大学を出たので企業に就職するのが一般的だったとは思うのですが、正直就職したところでうまくいくとは思えなかったのです。

就職することが最終目標ではないですし、個人事業主で活躍しお金持ちになっている人も沢山います。
むしろ起立性調節障害を発症し、引きこもりになり他の子と違う道を進んでいるお子様は好きなことを極め、就職せずにやりたいことを仕事にしたほうがいいと思っています。

なぜなら起立性調節障害にかかる子は何かしらの能力に特化し、かつ優しい心を持っているからです。
うぬぼれなど無く、周りの起立性調節障害にかかっている子を見てもそうだからです。

私の場合は動物やパソコンですし、他の子は絵だったり写真やゲームといったものにものすごく特化して極めています。
なので、お子様に対しては本当に好きなことをやらせてあげてください。

その道で成功するはずです。

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